【海外送金OFX完全ガイド】手数料・為替・メリットを正しく理解して賢く使う方法

OFX

出典:OFX

海外送金は「手数料」「為替レート」「着金スピード」のバランスが大切ですが、銀行以外にも信頼性の高い選択肢が増えてきています。

その中でも、オーストラリア発祥のOFX(旧OzForex)は、法人・個人どちらにも対応した実績豊富な送金サービスとして注目されています。

ただし、特に日本人にとってのデメリット/注意点を知らないと、結局他のサービスを探すハメになって時間をムダにしてしまうかもしれません。

この記事では、OFXの特徴や手数料、利用方法、他サービスとの比較、注意点までを、日本人向けにわかりやすく解説します。

  1. OFXとは?信頼性と実績に優れた海外送金サービス
  2. OFXの仕組みと対応国・対応通貨
  3. OFXでの海外送金の流れと使い方
  4. OFXの手数料・為替レートの特徴|本当にお得?
  5. OFXのメリット・デメリット|他サービスとの比較
  6. 高額送金や法人利用におけるOFXの強み
  7. OFXの注意点と利用時のアドバイス

最後まで読めば、OFXの特徴やメリット・デメリットにもちろん、あなたに向いているかどうかまできっと分かるでしょう!

【OFXの注意点】

OFXは人気の海外送金サービスの1つですが、現時点では日本語に対応していないため、基本的にすべて英語です。
日本語を希望する人には、日本でも人気で実績があり、特に公式サイト・サポートともに日本語でのサービスも充実している「Wise」をおすすめします

Wise公式ページ:https://wise.com

1. OFXとは?信頼性と実績に優れた海外送金サービス

OFX

出典:OFX

OFX(旧:OzForex)は、1998年にオーストラリアで設立された国際送金専門のオンライン送金サービスです。

法人・個人を問わず世界中で利用されており、年間1,000億ドル以上の送金実績を誇る信頼性の高いサービスとして知られています。

グローバルに展開する送金ネットワーク

OFXは、オーストラリアを拠点としつつも、以下の国・地域に法人拠点を持ち、世界中の送金ニーズに対応しています。

  • オーストラリア(本社:シドニー)
  • ニュージーランド
  • イギリス
  • アメリカ
  • カナダ
  • 香港
  • シンガポール

これにより、ローカル通貨口座を活用した高速・低コストの送金が可能となっており、従来の銀行送金に比べて手数料や為替コストを大幅に抑えることができます。

「法人」・「高額送金」にも強み

OFXは特に法人顧客や高額個人送金に強みを持っており、次のようなシーンで広く使われています。

  • 海外への給与・報酬支払い
  • 留学費用・仕送り
  • 海外不動産の購入・管理費支払い
  • 輸出入ビジネスでの支払い
  • 海外資産の移転や相続対策

一回あたりの最低送金額が設定されている一方で、上限が高く、送金規模が大きくなるほどコストメリットが出やすいのも特徴です。

次の章では、OFXが対応している通貨や送金先の国、そして送金の仕組みについて詳しく解説していきます。

2. OFXの仕組みと対応国・対応通貨

OFXは、従来の銀行送金とは異なる中継銀行を極力使わない独自の送金ネットワークを構築しており、それが低コストかつ高速な送金を実現している大きな理由です。

OFXの送金仕組み

OFXでは、「ローカル・イン・ローカル・アウト」という仕組みを採用しています。

この仕組みは以下のような流れです。

  1. 送金者は、自国(たとえばニュージーランド)のOFX口座に自国通貨(NZD)で振り込む
  2. OFXは、送金先の国(たとえば日本)のOFX口座から、受取人の銀行口座に現地通貨(JPY)で直接振込を行う

上記を採用することで、国際送金でよくある中継銀行手数料や遅延が発生しにくく、トラブルのリスクが低いのが特徴です。

対応通貨と送金先の例

OFXは、OFXは50以上の通貨と170以上の国・地域しており、主要な通貨はほぼすべてカバーされています。

代表的な対応通貨:

  • ニュージーランドドル(NZD)
  • 日本円(JPY)
  • 米ドル(USD)
  • ユーロ(EUR)
  • 豪ドル(AUD)
  • 英ポンド(GBP)
  • カナダドル(CAD)
  • シンガポールドル(SGD)
  • 香港ドル(HKD)など

送金対応国の例:

  • 日本
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • アメリカ
  • イギリス
  • シンガポール
  • 香港
  • 中国
  • 韓国など

アジア、欧州、北米・オセアニアを中心に世界中の国への送金が可能で、ビジネス用途にも十分対応できるカバレッジと言えます。

次の章では、実際にOFXを使って海外送金する際の手順とステップをわかりやすく解説します。

3. OFXでの海外送金の流れと使い方

OFXは、高額送金に強みを持ちながらも、オンライン上で完結できる手続きの簡便さが魅力です。

ここでは、個人が実際にOFXを利用して送金する際の基本的な流れを解説します。

ステップ1:
アカウントの開設(無料)

  • OFXの公式ウェブサイトまたはアプリからアカウントを作成します。
  • 氏名・住所・電話番号・送金目的などを入力。
  • パスポートや運転免許証などの本人確認書類(ID)のアップロードが求められます。
  • OFXの登録プロセスは通常10分以内で完了し、電子的に迅速に本人確認が行われます。
    (※ただし、追加の書類が必要な場合もあります。)

ステップ2:
為替レートの確認と見積もり

  • アカウントにログイン後、送金金額と通貨ペアを入力すると、その時点の為替レートと着金額が表示されます。
  • OFXでは、レートは固定ではなくリアルタイム連動型。ただし「レートを一定期間ロック」することも可能です(Forward Contractなど)。

ステップ3:
送金先の情報入力

  • 受取人の氏名、銀行口座番号、SWIFTコード、銀行名・支店名などを入力します。
  • 個人口座・法人名義のどちらも対応。
  • 送金先情報の事前登録もできるので、定期送金にも便利です。

ステップ4:
送金資金の支払い

  • 送金額(たとえばNZD)をOFXが指定する自国内の銀行口座に振り込みます。
  • クレジットカード払いには対応しておらず、銀行送金(インターネットバンキング)での支払いが基本です。
  • 支払い後に送金処理が開始されます。

ステップ5:
着金と通知

  • 着金スピードは通常1〜2営業日。
  • トランザクションの進行状況はメールやアプリ通知でリアルタイムに確認可能。
  • 遅延が発生する場合は、OFXのサポートチームが対応してくれます(英語対応)。

このように、オンラインのみで完結しつつ、セキュリティや信頼性にも優れた仕組みが整っています。

次の章では、OFXの手数料や為替レートの特徴について詳しく解説します。

4. OFXの手数料・為替レートの特徴|本当にお得?

OFXは、海外送金における「見えないコスト(為替マージン)」を抑えつつ、送金手数料も低めに設定しているのが特徴です。

特に高額送金の場合、その恩恵はより大きくなります。

送金手数料

  • 基本的に手数料無料(送金額がNZD 10,000以上の場合)
  • OFXの最低送金額はUSD 150(主要通貨)であり、送金手数料は送金額や通貨、地域によって異なります。
    (→ 例えば、米国からの送金では手数料が無料の場合もあるようです。)

つまり、ある程度まとまった金額を送る方が、実質的に手数料ゼロで利用できます。

為替レートの仕組み

OFXの為替レートは、以下のような仕組みで構成されているとされています。

  • 市場のリアルタイム為替レート(インターバンクレート)に、わずかなマージンを上乗せ
  • OFXの為替レートは、インターバンクレートにマージンを上乗せしたカスタマーレートで提供。
    (具体的なマージン幅は公開されておらず、送金額や通貨ペアによって異なるようです。)

隠れコストが少ないのも安心ポイント

  • 中継銀行手数料:OFXでは原則不要(ローカル送金を利用するため)
  • 着金手数料:基本なし。まれに受取銀行側で発生することはあるが、OFX側では明示済み
  • レート提示後に「予約確定」が必要な仕組みなので、後出しのコストはなし

結論:
高額送金・法人送金でコストを抑えたい場合、OFXは銀行よりも圧倒的に有利な選択肢です。

少額送金ではWiseなどと比較しながら選ぶのがベストですが、為替の安定性や企業向けサポートを重視するならOFXに軍配が上がるケースもあります。

次の章では、他サービスとの比較も含めた、OFXのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

5. OFXのメリット・デメリット|他サービスとの比較

OFXは多くの海外送金サービスの中でも、信頼性とコストパフォーマンスのバランスに優れた選択肢として知られています。

ただし、万能ではなく、送金目的や金額によっては他のサービスの方が適しているケースもあります。

ここでは、他の主要な送金サービス(Wise、銀行送金など)と比較しながら、OFXの強みと注意点を整理します。

主なメリット5つ

OFXの主なメリットは以下の5つです。

1. 高額送金に強い(NZD 10,000以上は送金手数料無料)

送金額が大きいほど為替マージンも下がるため、高額・法人向けの送金では業界屈指の低コストを実現。

2. 世界中の多通貨・多国への対応

50以上の通貨・190以上の国に対応しており、グローバル展開している企業や海外資産保有者に最適。

3. 中継銀行手数料が発生しにくい

「ローカル送金方式」により、不透明な中継手数料の回避が可能。予想外の減額着金が起きにくい。

4. 信頼性と実績が高い

20年以上の運営実績と各国に設置されたライセンス拠点があり、金融機関に近いレベルの安心感がある。

5. 法人向け機能やAPI連携にも対応

企業利用に便利な定期送金・複数通貨管理・支払いスケジュール設定などの機能が充実。

主なデメリット4つ

逆に、OFXの主なdえメリットは以下の4つです。

1. 少額送金には不向き

NZD 10,000未満では送金手数料が発生するため、数千ドルレベルの送金ならWiseの方が割安な場合も。

2. 為替レートが固定ではない(レート予約は可能)

ログイン後に提示されたレートを自分で確認・確定する必要があり、操作に慣れが必要。

3. クレジットカードやPayPalには非対応

資金の入金は原則銀行振込のみ。即時チャージや手軽さはやや劣る。

4. 日本語非対応

現時点では公式サイト・サポートは基本的に英語で提供。英語に不安のある人にはハードルがある。

他サービスとの比較表(参考)

項目 OFX Wise 銀行送金
為替レート 実勢レート+0.4〜1.5% 実勢レート+0.5〜1.0% 実勢レート+2〜3%
手数料 無料(高額時)/ NZD 15程度 約1%(変動) 固定手数料+為替上乗せ
対応通貨数 50以上 約50 銀行による
スピード 1〜2営業日 数時間〜1営業日 2〜5営業日
中継手数料 原則なし 原則なし あり(不明瞭)
UI・操作性 中〜上級者向け 初心者にも使いやすい 手続きが煩雑
日本語対応 ×
(国内銀行の場合)

次の章では、特に高額送金や法人利用でOFXを活用する際のポイントや強みについて詳しく解説します。

6. 高額送金や法人利用におけるOFXの強み

OFXは、個人利用だけでなく法人や高額取引のニーズにも対応できる数少ない海外送金サービスです。

この章では、特にビジネスや資産移転の場面でOFXが選ばれる理由を整理してみました。

高額送金におけるコストメリット

OFXは、一度にNZD 10,000以上の送金を行う場合、手数料が無料になります。

さらに、送金額が大きくなるほど為替マージンも下がる傾向にあり、以下のようなメリットがあります。

  • 為替レートの交渉が可能(VIPレートの提示)
  • 着金額の予測がしやすく、経費計算が明確
  • 中継銀行不要のため、減額着金のリスクが小さい

法人向けに特化したサービスも充実

OFXは法人アカウントを持つことで、以下のようなビジネス支援機能が利用できます。

1. マルチカレンシー口座(Global Currency Account)

  • 一つのダッシュボードで複数の通貨建て口座を保有・管理
  • 複数国での売上・支払管理が可能

2. API統合や請求書送金の自動化

  • 自社の財務システムやECプラットフォームとAPI連携可能
  • 複数の取引先への支払いも一括管理可能

3. 専任アカウントマネージャーのサポート

  • 法人・VIP顧客には個別担当者によるサポートが付く
  • 為替市場の動向についてのアドバイスや、戦略的な送金タイミングの相談ができる

こんな用途に最適

OFXは、以下のようなシチュエーションで高く評価されています:

  • 海外のサプライヤー・フリーランスへの継続的な支払い
  • 留学費用・海外不動産購入などの高額支出
  • 外貨収入の両替と国内送金
  • 投資や資産分散の一環としての外貨移動

結論:銀行よりも「スピーディ」&「低コスト」

高額の国際取引や、継続的な海外送金業務を抱える法人・個人にとって、OFXは銀行よりもスピーディかつ低コストで信頼性の高い代替手段です。

特に為替リスクの管理や定期送金に関しては、プロフェッショナルなサポートと仕組みが整っている点が魅力です。

次の章では、OFXを利用する際の注意点や、トラブルを防ぐための実践的アドバイスを解説していきます。

7. OFXの注意点と利用時のアドバイス

OFXは高額送金や法人向けに非常に優れたサービスですが、利用時にはいくつか気をつけておきたいポイントも存在します。

この章では、トラブルを避けるために押さえておくべき注意点と、よりスムーズに使いこなすための実用的なアドバイスを見ていきましょう。

注意点1:
アカウント開設に時間がかかることもある

OFXでは、初回のアカウント開設時に本人確認や送金目的の申告が必要です。これにより、登録審査に1〜2営業日程度かかることもあります。

アドバイス:
急ぎの送金がある場合は、あらかじめアカウントを開設しておくのがおすすめです。

注意点2:
少額送金は割高になる可能性がある

NZD 10,000未満の送金には固定手数料(例:NZD 15前後)がかかるため、数百ドル程度の送金ではWiseなどに比べて不利になるケースがあります。

アドバイス:
送金額がNZD 10,000以上になるようまとめて送金するなど、コストを抑える工夫を。

注意点3:
送金処理は手動操作が必要

OFXでは、ログインしてレートを確認し、送金を確定する操作が必要です。これを忘れると送金が進まず、為替の変動リスクも生じます。

アドバイス:
送金を行うタイミングでは、あらかじめ銀行資金の準備と送金先情報の登録を済ませておくとスムーズです。

注意点4:
日本語サポートはなし

現時点では、すべての画面とサポートが英語のみ対応です。英語が苦手な方にはハードルになることがあります。

アドバイス:
登録時や送金時の英語表記に不安がある方は、英語に慣れている人と一緒に操作するのが安心です。

注意点5:
一部の銀行口座で着金に時間がかかることも

特に海外の地方銀行や制限のある金融機関に送る場合、OFXからは即時送金が完了していても、着金までに2〜3営業日かかることもあります。

アドバイス:
送金先の銀行に「海外送金の受け取り可否」や「SWIFTコードの有無」を事前に確認しておくとトラブルを避けられます。

次の章では、ここまでの情報をまとめ、OFXがどんな人におすすめかを分かりやすく整理します。

8. まとめ|OFXはどんな人におすすめか?

ここまで、OFXの海外送金サービスについてその仕組みや手数料、使い方、メリット・デメリットを詳しく見てきました。

最後に、どのような人にOFXが向いているかを整理しておきましょう。

OFXが特におすすめな人

  • NZD 10,000以上の高額送金を考えている人
    → 為替マージンが小さく、手数料が無料になるため、銀行よりも圧倒的に有利。
    XXX
  • 定期的に海外へ送金する法人・フリーランス・留学世帯
    → グローバル通貨口座やAPIなど、法人利用に必要な機能が充実。
    XXX
  • 中継銀行の手数料や着金遅延を避けたい人
    → ローカル送金方式により、透明性とスピードの面で安心。
    XXX
  • 英語での操作ややり取りに抵抗がない人
    → サポートは英語のみだが、メールやチャット対応も丁寧。

他サービスの方が向いているケース

  • NZD数百〜数千の少額送金をしたい人
    → Wiseなどのほうが、手数料・利便性ともに適している可能性あり。
    XXX
  • 日本語での操作・サポートを希望する人
    → 国内銀行や日本に対応した送金アプリの方が安心かもしれません。

この記事の総まとめ:安心・確実な送金を求める方へ

OFXは、派手さはないもののプロフェッショナル向けの堅実な送金サービスとして世界中で信頼を集めています。

特に高額送金や法人取引では、コスト削減と安心感のバランスに優れた選択肢と言えるでしょう。

「銀行での送金にかかるコストが高すぎる…」

「送金先で減額されるのが心配…」

そんな悩みを抱えている方は、ぜひ一度OFXの公式ページをチェックしてみてみるのもよいでしょう。

【OFX 公式ページ】
https://www.ofx.com

ただし、冒頭でも触れたとおり、OFXは公式サイト・サービスともに基本的にすべて英語なので、日本語を希望する人には特に人気で実績もあり、日本語対応している「Wise」をおすすめします。

最後になりますが、あなたにとって何か1つでも参考になれば幸いです。

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