ニュージーランドでの就職・転職に必須?!LinkedInの始め方と活用法まとめ

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ニュージーランドの就職・転職市場でアカウントを持っていないと、そもそも “見つけてもらえない” かもしれません…。
実はニュージーランドでは求人の多くは「人脈・紹介」を通じて動いています。そしてその中心にあるのが、ビジネスに特化したSNS「LinkedIn(リンクトイン)」です。
専門性の高い仕事ほど、採用担当者やリクルーターは応募者を探す際にまずLinkedInを開くことも決して珍しくありません。
このページでは、NZで働きたい人がなぜLinkedInを活用すべきなのか、そして今から始めるために何をどうすればいいのかを、初めての方でも分かるように丁寧に解説します。
- LinkedInとは?ニュージーランドでの存在感
- LinkedInがニュージーランドの就職・転職で重要な理由
- アカウントがあるだけで変わる?実際の採用フローとの関係
- ニュージーランドの求人は「つながり」で決まる?
- 初心者でも安心!LinkedInの始め方ステップガイド
- プロフィール作成で押さえるべき7つのポイント
- 実際に仕事につながった日本人の活用事例3つ
- 信頼されるためのLinkedInの使い方のコツ
- 日系企業でもLinkedInが使われるようになっている理由
最後まで読めば、将来の仕事やキャリアのためにLinkedInを試してみるべきかどうか、あなたに合っているかどうか、きっと分かるでしょう!
0. はじめに
ニュージーランドの就職・転職市場では目指すポジションや専門性が高ければ高いほど、LinkedInはCV(履歴書)と同じくらい、あるいはそれ以上に重要視される場面もあります。
“LinkedInが必須” というのは私が勝手に言っているわけではなく、以下のとおり、NZ政府機関であるCareers New Zealandが公開している「ジョブ・ハンターズ・ワークブック」の中で、LinkedIn は CV と同じくらい重要視されているからです。
「郷に入っては郷に従え」とも言われる通り、ニュージーランド流の就職・転職方法をまとめた上記ワークブックも併せて参考にすることをおすすめします。
【ジョブ・ハンターズ・ワークブック 公式ページ】(*)
https://www.careers.govt.nz/job-hunters-workbook/
(*) 日本語訳はありませんので、英語が苦手な人は自動翻訳・翻訳サイトなどを活用してみてください。
1. LinkedInとは?ニュージーランドでの存在感
引用:LinkedIn
LinkedIn(リンクトイン)は、世界中で使われているビジネス向けSNSであり、特に欧米・英語圏では、就職や転職活動における必須ツールとも言えるくらい定着しています。
日本ではまだ利用者が少ない印象があるかもしれませんが、ニュージーランドでは「履歴書と同じくらい大切」と言っても過言ではない存在です。
NZビジネス社会におけるLinkedInの立ち位置
企業の採用担当者やリクルーターも日常的に使用しているのが大きな特徴の1つです。
求人の応募者を探したり、候補者の人となりをチェックしたりする際に、まず開かれるのがLinkedInのプロフィールです。
特に専門職・ホワイトカラー職種では、応募時点でLinkedInが見られていると考えておくべきです。
求人情報の掲載・リファレンス確認にも利用される
LinkedIn上で求人を出す企業も多く、公式サイトよりも先にここに掲載されることもあるほどです。
また、リファレンス(推薦文)機能もあるため、過去の上司や同僚からの評価を公開できるプラットフォームとしても活用されています。
対面より先に「見つけてもらう」ためのツール
特に現地に住んでいない人や、転職活動を始めたばかりの人にとって、LinkedInは「履歴書よりも先に出会う名刺代わり」です。
アカウントを持っていなければ、そもそも「リクルーターの検索にヒットしない」=「チャンスを失う』ことになりかねません。
2. LinkedInがニュージーランドの就職・転職で重要な理由
ニュージーランドでは、「求人に応募する」だけでなく、「企業やリクルーターから声がかかる」ことがキャリアチャンスの広がりに直結します。
そして、そのための最も効果的な手段がLinkedInの活用です。
ここでは、なぜLinkedInがこれほど重要なのか、その背景と実際の使われ方を解説します。
① 採用担当者の多くがLinkedInで候補者を探している
ニュージーランドの企業では、採用活動の第一歩としてLinkedInで人材を検索するのが一般的です。
履歴書の提出を受ける前に、「どんな人か」「どんな経験があるか」をプロフィールで確認し、選考対象に含めるかを判断するケースが非常に多くあります。
= LinkedInにプロフィールがないだけで、最初の機会を失っている可能性も
② 非公開求人や「紹介ベースの採用」が非常に多い
特にNZで転職活動したい人は、SeekやTrade Meに出ている求人はあくまで「全体の一部」にすぎないことを知っておきましょう。
実際に、一般に求人が出る前に、人脈・紹介経由で埋まってしまう求人(いわゆるHidden Job Market)が多く存在します。
LinkedInでつながっている相手が、「うちの部署でポジション空いたけど、誰かいない?」という会話の中であなたを紹介してくれる。
こういった「水面下のチャンス」にアクセスするには、LinkedIn上での存在感(Visibility)が必要不可欠です。
③ 英語圏のビジネス文化において、信頼性の証になる
LinkedInには、実際に働いた同僚や上司から推薦文(Recommendations)を書いてもらう機能があります。
これは単なる「自己紹介」ではなく、第三者からの証言として機能するため、履歴書よりも信頼される情報源として扱われることも少なくありません。
④ 外国人でも評価されやすい「オープン」な評価文化
ニュージーランドでは、出身や国籍よりも何ができるか(実績)と人柄(信頼性)が評価されやすい環境です。
そのため、しっかりとしたプロフィールと正直な発信を続けていれば、英語が完璧でなくても、声がかかることも現実に起きています。
3. アカウントがあるだけで変わる?実際の採用フローとの関係
ニュージーランドの採用活動では、「応募=スタート」ではありません。
多くの場合、応募前・応募中・面接後のあらゆる段階でLinkedInがチェックされていると考えるのが一般的です。
アカウントがあるかないかだけで、選考結果に大きな差が生まれる可能性があります。
採用プロセスのどこでLinkedInが見られるのか?
● 応募前:
リクルーターが候補者を検索
企業の採用担当者やリクルーターは、求人を出す前に「LinkedInでそれっぽい人いないかな?」と検索します。
プロフィールがしっかりしていれば、応募すらしていない求人から声がかかることもあります。
● 書類選考:
CVとLinkedInを照らし合わせて確認
応募時に提出されたCVとLinkedInプロフィールの内容が一致しているか、どんな人物かを掘り下げる材料としてチェックされます。
特に「自分で何をアピールしているか」「どんな人から推薦されているか」が評価の対象になります。
● 面接前後:
人柄や背景を掴む参考資料として
書類や面接では見えない、過去の投稿や繋がりから人柄や興味関心を把握する手段としても活用されています。
ニュージーランドでは「文化的なフィット感」が重視されるため、人間性を見られていることを忘れないようにしましょう。
アカウントを持つだけでも得られる3つの効果
- 検索にヒットする=見つけてもらえる機会が生まれる
→ まだ会ったことのない企業やリクルーターにとって、あなたの存在を“発見”する唯一の手段
XXX - 信頼性・透明性のある印象を与える
→ プロフィールを公開していること自体が、「オープンで誠実な人物」というポジティブな印象につながります
XXX - 自分のキャリアを「見える化」できる
→ 書類や会話だけでは伝えきれない実績やスキルを、いつでもどこでも伝えられる状態に
特に日本人にとって活用すべき理由とは?
採用担当者は、海外からの移住者の採用を検討する際に、どのくらいNZの文化・慣習にフィットしているかはとても重要なポイントの1つです。
- NZ現地での勤務経験はあるか?
- ビジネス上の良好な人間関係を築いているか?
- どんなパーソナリティで、何に興味や関心があるのか?
これらを「見える形」で効果的に伝えられるツールが LinkedIn なのです。
【超重要】
【LinkedIn公式ページ】
4. ニュージーランドの求人は「つながり」で決まる?
ニュージーランドでは、「人とのつながり=ネットワーク」が就職・転職において非常に大きな力を持ちます。
特に中小企業が多い同国では、公開されていない求人(非公開求人/Hidden Job Market)が非常に多く、紹介やコネクションを通じてポジションが決まることも日常的です。
なぜ「人脈」がここまで重視されるのか?
信頼重視の文化
ニュージーランドは「相手の人柄」を非常に大切にする文化です。
履歴書や面接の内容以上に、「誰が推薦したか」「どんな評判があるか」が採用の決め手になることもあります。
中小企業・スタートアップが多い
組織の規模が小さい企業では、採用コストを抑えるために、まず社内や知人の紹介で人材を探す傾向があります。
LinkedInでつながっておくだけで、その「候補者リスト」に入れ
る可能性が高まります。
「空いてから出す」ではなく「空きそうだから探す」
NZでは、日本のように「ポジションが空いたら求人を出す」というスタイルだけではありません。
その他にも、「いい人がいたらいつでも採用したい」という柔軟なスタンスの企業も多く、LinkedIn経由のアプローチは想像以上に効果的です。
つながりがチャンスになる具体例
同業種の人とつながっておいたことで、内部の求人情報が早めに入ってきた
イベントやオンライン上で話した相手が、後日ポジションが空いた時に紹介してくれた
投稿を見ていたリクルーターが、直接「興味あるポジションがある」と連絡をくれた
日本人にとっての強み:つながりは“後づけ”でつくれる
日本人は「コネがないから無理」と思いがちですが、LinkedInでは積極的につながりにいく文化が当たり前です。
リアルで会っていなくても、丁寧なメッセージとプロフィールさえあれば、最初のきっかけはオンラインだけで十分成立します。
5. 初心者でも安心!LinkedInの始め方ステップガイド
「LinkedInが大事なのは分かったけど、SNSに不慣れで何から始めればいいのか分からない…」
そんな方でも心配いりません。ここでは、アカウント作成から最初の設定までの流れを、完全初心者向けにステップバイステップで解説します。
ステップ①:LinkedInの公式サイトにアクセス
- 名前(英字)・メールアドレス・パスワードを入力
- 居住国は「日本」「New Zealand」、
居住都市は現在の所在地を選ぶのが一般的です。
ステップ②:職業や業種の基本情報を入力
現在の勤務先や職種、経験年数などを簡単に入力します。
現時点で無職・学生の場合は「Job seeker」や「Student」などを選択できるので安心です。
ちなみに、後から編集可能なので、登録時はまずは最低限必要な情報だけでも特に問題ありません。
ステップ③:プロフィール写真をアップロード
スーツでなくても構いませんが、清潔感のある顔写真が好ましいです。
特にNZでは
正面を向いて微笑んでいる写真が信頼されやすくなります。
プロカメラでなくても、スマホで自然光の下で撮った写真で十分です。
プロフィール写真をどうするか悩ましい人は、他の人がどのようなプロフィール写真をアップしているか事前にチェックしてみることをおすすめします。
ステップ④:見出し(Headline)を設定
自分がどんな職種や分野に関心があるかを一言で表現することが目的。
例)”Japanese-English Bilingual | Job Seeking in NZ Hospitality Industry”
英語で記入が基本ですが、やさしい文法・単語でも全く問題ありません!
ステップ⑤:簡単な自己紹介(About)を書く
100〜300文字ほどで、「何ができるか」「どんな仕事を探しているか」「どんな価値を提供できるか」を英語で書いてみましょう
最初はシンプルでも構いません。例文テンプレートも次の章で紹介します。
ステップ⑥:つながりを広げる
まずは知っている人(現地の友人、元同僚、日本人ネットワークなど)に「Connection Request」(つながり申請)を送りましょう。
メッセージを添えると印象アップして、リクエストを承認してもらいやすくなります。
例えば、一言でシンプルに伝えるなら、「Hello, I’m currently exploring job opportunities in NZ and would love to connect!」などでOKです。
5章のまとめ|つながりを広げるのもスキルの1種
繋がりを広げることは、英語では “ネットワーキング”(networking)と呼ばれ、ビジネスや個人的な関係を築くために人と人とのつながりを作るためのスキルの1つとも言えます。
例えば、英語でのface to faceでの会話が苦手という人などは特に、メッセージのやり取りでビジネス上の人間関係を広げていけるのLinkedInの強みをうまく活用することをおすすめします。
6. プロフィール作成で押さえるべき7つのポイント
「見られる」だけでなく「声がかかる」プロフィールへ
LinkedInでは、ただアカウントを持っているだけでは不十分です。リクルーターや企業が「この人に会ってみたい」と思えるプロフィールに仕上げることが重要です。
以下の7つのポイントを意識すれば、初心者でも信頼感のあるページを作ることができます。
① プロフィール写真は「信頼感」が命
- スマホで撮ったものでOK
- 背景はシンプルに、明るい表情で正面を向く
- 加工アプリやフィルターは避ける
ちなみに、「清潔感 × 自然光 × 笑顔」というのが無難です。
② 見出し(Headline)は検索されるキーワード入りで
「何ができるか」「どんな仕事を探しているか」を簡潔に書く。
特に就職・転職中の人は、”採用担当者の目線” も意識して書くことをおすすめします。(以下参照)
⚠️ “Looking for a job”
✅ “Bilingual Admin Assistant | Japanese-English | Open to Opportunities in Auckland”
③ 自己紹介文(About)は「簡潔+具体的」に
100〜250単語を目安に、次のような構成を意識して検討することをおすすめします。
- 何をしてきたか
- どんなスキルがあるか
- どんな仕事を探しているか
- 英語でも、やさしい言葉でOK
④ 職歴(Experience)は「実績ベース」で書く
NZの特徴の1つとして、「どんな会社で勤めていたか?」というよりも、「どんな仕事をしてきたか?」が重視されます。
そして、個人的に何人かの採用経験者にも聞いたところ、「より直近の仕事内容ほど重視される傾向」もあるようです。
その上で、単なる業務内容の説明で終わらずに、「何を達成したか」「どんな成果を出したか」にフォーカスしましょう。(以下参照)
⚠️ “Responsible for sales”
✅ “Managed 80+ corporate accounts and increased B2B sales by 25% in 12 months”
⑤ スキル欄(Skills)は最大限活用する
自分の経験や希望職種に合ったスキルを入力しましょう。(最大50個まで)
上位3つは特に目立つので、自分の強みとアピールしたいスキルを慎重に選ぶことをおすすめします。
一例として、Customer Service, Translation, Microsoft Excelなどもが挙げられます。
⑥ 推薦文(Recommendations)を依頼する
直近の上司や同僚に依頼して書いてもらうことも積極的に検討しましょう。
「○○さんは丁寧で責任感のある人でした」など、英語で2〜3文でもOKです。
直接依頼するか、LinkedIn上から「Request a recommendation」機能を使う方法もあります。
⑦ URLをカスタマイズして覚えやすく
プロフィールURLを「linkedin.com/in/your-name」に変更可能です。
(※デフォルトのURLは名前の他に記号や数字が含まれている)
このようにURL変更するだけで、名刺や履歴書にも記載しやすく見つけやすさアップにも効果的です。
7. 実際に仕事につながった日本人の活用事例3つ
LinkedInをきっかけに、ニュージーランドでキャリアを切り開いた人たち
LinkedInは単なる「履歴書の代わり」ではありません。正しく使えば、海外でのキャリアチャンスを引き寄せる強力な武器になります。
ここでは、ニュージーランドで実際にLinkedInを活用し、就職・転職につなげた日本人のリアルな事例をご紹介します。
ケース①:日系小売からローカル企業のマーケティング職へ(30代女性)
背景:
ワーキングホリデーからスタートし、オークランドの日本食スーパーで販売職に。将来的なキャリアアップを見据え、英語環境への転職を目指してLinkedInを開始。
活用ポイント:
- 簡単な英語でも、自分の強みや過去の実績を投稿
- リクルーターに直接メッセージで連絡(「Looking for marketing opportunities in Auckland」)
- 数週間後、あるローカル企業のマーケターから「あなたの投稿、拝見していました」とオファー連絡
結果:
未経験分野にもかかわらず、「積極性と人柄」で採用に至る
ケース②:NZ留学後、教育系企業からスカウト(20代男性)
背景:
現地の教育機関で学んだあと、日本語教師としての経験を活かせる仕事を探していたが、求人が少なく苦戦。LinkedInでプロフィールを整備。
活用ポイント:
・「Bilingual Japanese-English | Passionate about Education」など明確な見出しを設定
・学生時代の教育実習経験も職歴に記載
・地元の教育スタートアップからダイレクトメッセージが届き、面接に
結果:
日本語を教えるオンライン講座の企画運営に採用
ケース③:副業ベースの翻訳案件から、正社員ポジションへ(40代男性)
背景:
日本の企業で技術翻訳を経験し、NZ移住後は仕事探し中。LinkedInで「Freelance Translator」としてプロファイルを公開し、実績を投稿。
活用ポイント:
・小規模なプロジェクトでも積極的に投稿し、「見せる」努力を継続
・つながった編集者から紹介を受けて、複数案件を獲得
・最終的に、翻訳会社からフルタイム雇用の打診を受け、移民手続きの支援も得る
結果:
LinkedIn経由でフリーランス→正社員→永住権へとつながる好循環に
事例から見える共通点
- 英語力よりも「積極性」と「継続的な発信」が重要
- 小さな投稿・やり取りが、意外なご縁を生む
- 見られていないようで、見られている=だからこそ「準備された人」にチャンスが来る
8. 信頼されるためのLinkedInの使い方のコツ
「何を発信するか」より、「どんな姿勢でいるか」が見られている
LinkedInでは、プロフィールを作成するだけでなく、自分自身を継続的に“見せていく”ことが非常に重要です。
それが「信頼される人」として認知され、思わぬチャンスを引き寄せるきっかけになります。
ここでは、初心者でもできる「信頼されるLinkedInの使い方」を3つの視点で解説します。
1. 投稿:何を投稿すれば良い?
最初から完璧な英語でなくても全然構いません。
大切なのは、「どんなことに興味を持ち、何を考えているか」が伝わることです。
投稿例:
- 転職活動の進捗:
→「I’ve just updated my profile and started looking for new opportunities in Auckland.」
XXX - 自己紹介:
→「Hi everyone, I’m new to LinkedIn. I’m from Japan and looking for roles in education/hospitality in NZ.」
XXX - 学びのシェア:
→「Today I joined a local meetup about customer service. It was really inspiring!」
ポイント:
✔ 完璧を求めず「素直に」発信する
✔ ハッシュタグ(例:#jobseeker #newzealand #bilingual)も活用すると発見されやすい
2. つながり(Connections):誰とつながるべき?
- 同じ業界の人(NZ・日本どちらも)
- リクルーター・採用担当者
- 現地で働く日本人・先輩移住者
メッセージを添えることで、つながり申請の承認率が格段に上がります。
例文(丁寧で簡潔):
“Hi, I’m currently exploring job opportunities in New Zealand and would love to connect with professionals in the field. Thank you!”
3. コメント:信頼感を生む“参加の姿勢”
他人の投稿に丁寧な英語でリアクションやコメントをすることで、アルゴリズムにも好影響があり、自分のプロフィールも見られやすくなります。
コメント例:
“Great post! I learned a lot from this. Thanks for sharing.”
“I’m also job hunting in this area. This gives me hope!”
“Congratulations on your new role!”
8章のまとめ|つながりから生まれる新しい世界
就職・転職のためにせっかくLinkedInを始めるなら、“見るだけ”ではもったいないと言えます。
何も投稿しなくても見られますが、発信・参加・リアクションをすることで信頼が蓄積され、チャンスが回ってきやすくなります。
ちなみに、私自身も多くの人と繋がり、様々なやりとりをする中で、新しい世界が広がりこれまで以上に楽しく過ごせるようになったと実感しています。
9. 日系企業でもLinkedInが使われるようになっている理由
「LinkedInは外資系だけのもの」では、もはやありません。
例えば日系企業で勤めている人の中には、「会社でLinkedInアカウントを作らされたけどほとんど使ってない」という経験のある人もいるのではないでしょうか?
これまで「LinkedInは外資系や英語圏のビジネス文化向けのツール」と思われがちでしたが、近年ではNZや日本の日系企業でも、LinkedInを積極的に活用する流れが広がりつつあります。
ここでは、その背景と、求職者にとってのメリットを紹介します。
なぜ日系企業でもLinkedInを使い始めているのか?
● 現地の人材市場に合わせた採用戦略が求められている
ニュージーランドでは、求人媒体や文化が日本と大きく異なるため、現地の優秀な人材と出会うためにはLinkedInが不可欠。
そのため日系企業も、現地化を進める中で自然とLinkedInの活用を始めています。
● 日本人の求職者もLinkedInを使うようになっている
ワーキングホリデーや留学を経て就職を目指す日本人が、現地就労の第一歩としてLinkedInを活用していることに注目されてきています。
ちなみに、採用活動でも「LinkedIn経由の候補者」を重視する傾向も一部には出てきているようです。
● グローバルな印象・信頼感を演出できる
LinkedInで自社ページを作成し、発信を行うことで、「国際感覚のある企業」としてブランディングが可能になるため、優秀な人材の関心を引きやすくなります。
求職者にとってのメリット
● 日系企業でもLinkedIn経由で採用情報にアクセスできる
公式サイトに載っていない情報や、現地スタッフの投稿経由でチャンスを掴める可能性もあります。
● 日本語・英語の両方を評価してもらえる職場に出会いやすい
例えば、バイリンガルの価値が活かせるポジションがLinkedInに集中しつつあるという人もいるほどです。
● 「日本人らしさ」も強みとして発信できる
丁寧さ、誠実さ、きめ細やかさをプロフィールや投稿で伝えることができ、ポジティブに受け止められる傾向もあるようです。
10. 今すぐアカウント作って最速で仕事を見つけよう!
ニュージーランドでの転職・就職活動において、LinkedInはもはや選択肢ではなく“必須のツール”になりつつあります。
英語力や経験に自信がない方でも、「見つけてもらえる場所に立つ」ことから始めるだけで、チャンスは確実に広がっていきます。
これまでの章で紹介したように、LinkedInは次のような点にメリットを感じる人にとっては特に強力な武器になります。
- リクルーターや企業担当者から“発見”される
- 自分の強み・実績をいつでも見せられる
- 非公開求人や紹介経由の採用にアクセスできる
- 日本人であることや多文化対応力が強みになる
「でも、英語が苦手で不安です…」という方へ
大丈夫です。LinkedInは完璧な英語を書く場所ではありません。
大切なのは、“誰かに見つけてもらえるように、そこに存在すること”です。
プロフィールは後から少しずつ整えればOK。
まずはアカウントを作るところから、一歩踏み出してみましょう。
【LinkedIn公式ページ】
https://jp.linkedin.com/
次にLinkedInを開くのは、「仕事のため」ではなく、「未来の自分に出会うため」。
あなたのキャリアが動き出すきっかけになりますように。