近年注目の楽器カリンバとは?ニュージーランドと日本で注目される理由と楽しみ方

Kalimba New Zealand

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癒しの音色が世界中で注目を集める「カリンバ」(kalimba)。

アフリカ発祥のこの小さな楽器は、シンプルながら心に響く音色で、ニュージーランドでも近年じわじわと人気が広がっています。

例えば音楽療法やマインドフルネスの実践ツールとしても注目されつつあり、楽器初心者からプロのアーティストまで幅広く愛用されています

このページでは、ニュージーランドや日本で人気の理由から、カリンバの魅力や特徴、購入可能場所・活用される場面まで分かりやすくお伝えします。

  1. カリンバとは?初心者でも簡単にわかる基本情報
  2. ニュージーランドでのカリンバ人気の背景とは?
  3. 日本におけるカリンバ人気|趣味・SNSから専門店まで
  4. カリンバはどこで買える?NZでおすすめの購入可能場所
  5. ローカルアーティストとカリンバ演奏の場面
  6. カリンバを通じた心の癒しとマインドフルネス
  7. 初心者向け:ニュージーランドでカリンバを始めるには

最後まで読めば、初めてその名前を聞いたばかりの人も、これから始めたい方にもとっても、カリンバについてすっきり分かるでしょう!

1. カリンバとは?初心者でも簡単にわかる基本情報

カリンバ

引用:Kalimba New Zealand

カリンバは、金属製のキー(音の出る板)を親指で弾いて演奏するアフリカ起源の伝統的な楽器です。

「サムピアノ(thumb piano)」という愛称でも親しまれており、その柔らかく透明感のある音色が特徴です。

もともとどんな楽器だったの?

もともとはジンバブエやコンゴなどの地域で宗教儀式やコミュニケーション手段として用いられていました。

そんなカリンバは現在では、その独特な音色とシンプルな構造から、世界中でリラックス効果やヒーリングミュージックのツールとして静かな注目を集めています

どうやって演奏するの?

一般的なカリンバは、木製の共鳴ボディに数本〜十数本の金属キーが取り付けられており、演奏者は楽譜を読めなくても直感的に音を楽しむことができます。

音階は西洋音楽に基づいたダイアトニックやペンタトニックに調律されているものが多く、初心者でも気軽に始めやすいのが魅力です。

主な特徴は?

コンパクトで軽量なため、持ち運びにも便利で、旅先やアウトドアでも気軽に音楽を楽しむことができます。

気軽にいつでもどこにでも持ち運んで楽しめるのは、ニュージーランドのような自然豊かな環境との相性も抜群です。

実際に演奏を聴いてみよう!

百聞は一見にしかずとも言うとおり、ここではyoutubeで人気の演奏を聴いてみましょう!

“Can’t Help Falling In Love on a Kalimba”(全世界で計4,000万回以上再生 / 動画 約40秒)

引用:youtube

“【超絶技巧】推しの子op YOASOBIのアイドルをカリンバで弾いてみた / カリンバ速弾き”

引用:youtube

上の演奏からもわかるとおり、指先で弾いて生み出される素敵な音色がカリンバの大きな魅力の1つです。

また、上の動画からもわかる通り、例えばギターを持ち歩くのはとてもかさばりますが、カリンバであれば小さなバッグにもすっぽり収まります!

2. ニュージーランドでのカリンバ人気の背景とは?

カリンバは近年、ニュージーランドでもじわじわと人気を集めています。その背景にはいくつかの興味深い要素があります。

NZカルチャーとの親和性

まず、ニュージーランド全体に根付いている「マインドフルネス」や「自然との調和」といった価値観と、カリンバの持つ癒しの音色や素朴な手触りが非常によく合っている点が挙げられます。

都市部であっても自然を身近に感じることができるニュージーランドのライフスタイルにおいて、カリンバは音楽というよりも「心を整えるツール」として受け入れられている場面が多く見られます。

セルフケアなどへの関心の高まり

また、2020年以降のパンデミックの影響で、在宅時間の増加やセルフケアへの関心が高まったこともカリンバの人気に追い風となりました。

YouTubeやTikTok、Instagramなどを通じてカリンバ演奏動画が拡散され、ニュージーランドの若年層にもその魅力が届き始めています。

カリンバに関するインスタアカウント

引用:Instagram

NZでの盛んな音楽教育

さらに、ニュージーランドでは音楽教育が盛んなことも影響しています。

小中学校の音楽授業や市民向けワークショップで、カリンバのような世界各地の民族楽器が取り上げられる機会があり、「音楽を楽しむ文化の一環」として自然に取り入れられているのです。

2章のまとめ

このように、ニュージーランドのカリンバ人気は一時的なブームではなく、ライフスタイルや教育、ウェルビーイング意識の高まりといった背景に支えられた、静かな広がりを見せています。

3. 日本におけるカリンバ人気|趣味・SNSから専門店まで

日本でも近年、カリンバは「癒し系楽器」として徐々に広がってきています。

例えば以下のように、SNSや動画配信サイトを中心に、カリンバの柔らかな音色に魅了された人々が演奏動画をシェアしています。

YOASOBIの夜に駆けるをカリンバ で弾いてみた/Yoru ni Kakeru/kalimba cover

引用:youtube

【睡眠導入BGM】癒しのジブリカリンバメドレー / Studio Ghibli Kalimba collection

引用:youtube

趣味の1つとしても静かなブーム

特にコロナ禍以降、自宅でできる趣味のひとつとして注目されるようになりました。

例えば、近年ホリプロタレントスカウトキャラバンで準グランプリ受賞した川口真奈さんは、趣味の1つとしてカリンバを挙げていることからも、日本の若者にも徐々に広がっていることがうかがえます。
(参考:「初演技で強烈な存在感 大器を予感させる17歳の素顔…趣味はカリンバ、写経にも挑戦 “精神統一に” 」

SNSとYouTubeで火がついた人気

2020年ごろからTikTokやYouTubeを中心に、アニメソングやJ-POPのカバー動画が拡散されたことをきっかけに、若年層からシニア層まで幅広い層に人気が拡大しました。

特に演奏のしやすさ・音の美しさ・インテリア性の高さといった要素が、他の楽器にはない魅力として受け入れられている理由の1つと言えます。

例えば以下の通り、「Sound of Kalimba」というインスタグラムのアカウントを見ると、まだ投稿数は30件ほどですが、それでもフォロワー数1万人以上も獲得しています。

インスタアカウント「Sound of Kalimba」

引用:Instagram

教育やセラピーの現場にも浸透

日本では一部の幼稚園や特別支援学校、また音楽療法の現場などでも、カリンバが導入されています。

視覚的にもわかりやすく、すぐに音が出せるため、子どもや高齢者の情操教育・リハビリにも活用されているのが特徴です。

カリンバ専門店やブランドの登場

最近では国内の楽器メーカーやクラフト作家によるオリジナルカリンバの製作・販売も進み、通販サイトやハンドメイドマーケットで購入できるようになっています。

また、チューニング済み・初心者向けガイド付きなど、購入しやすさも向上しています。

例えば以下のとおり、日本にある「おてがるカリンバ協会」によれば、2024年だけで少なくとも2件以上のカリンバ専門店が次々にオープンしているようです。

カリンバ専門店

引用:おてがるカリンバ協会

カリンバ専門店

引用:おてがるカリンバ協会

4. カリンバはどこで買える?NZでおすすめの購入可能場所

ニュージーランドでカリンバを手に入れる方法はいくつかあります。

主に、現地の楽器店やヒーリング系の雑貨店、そしてオンラインショップが中心です。

その中でもローカルの人々の間でも徐々に知られているカリンバ専門のオンラインストアが「Kalimba New Zealand」です。

ローカルの人にも徐々に浸透中の『Kalimba New Zealand』

Kalimba New Zealand

引用:Kalimba New Zealand

Kalimba New Zealand」は、ニュージーランド・オークランドを拠点とするカリンバ専門のオンラインストアです。

初心者から上級者まで幅広いニーズに対応する高品質なカリンバを取り扱っており、特にGeckoブランドの17キーや21キーのモデルが人気です。

すぐ後に紹介する他のローカル実店舗と比べると値段も良心的であり、日本人経営のため安心して相談・購入できます

【Kalimba New Zealand 公式ページ】
https://kalimbanz.com

ローカルの実店舗での購入

オークランドやウェリントン、クライストチャーチといった主要都市では、大手の楽器店(例:Rockshop、KBB Music など)などで、店舗によってはカリンバを取り扱っていることもあります。

特に「healing instruments」や「world music instruments」として分類されているケースも多く、民族楽器コーナーなどに置かれているケースもあります。

例えば以下のとおり、大手楽器店のRockshopではNZ$140程度で販売されており、先ほどのKalimba New Zealandと比べると値段は高めです。

Rockshopのカリンバ販売ページ

引用:Rockshop

その他の大手オンラインショップの活用

NZでオンラインで購入する場合、主に以下のような選択肢があります。

  • Trademe(トレードミー)
    ニュージーランド国内最大のオークション・マーケットプレイス。新品・中古ともにカリンバの出品があり、ローカル取引が可能です。
  • 海外サイト(AmazonAliExpress など):
    商品数は豊富ですが、納期が長く送料が高めになる点には注意が必要です。

ちなみに、特にTrademeなどでセカンドハンド(中古品)を購入する場合、「チューニング済みかどうか」「初心者用のガイド付きの有無」などを確認することを強くおすすめします。

【オンライン購入する際の注意点】

カリンバをオンラインで購入する際は、相場からみて “値段が安すぎるもの” には注意しましょう!!

例えば、適切なチューニングがされていなかったり、金属キーが一部かけていたり曲がったりしている粗悪品を掴まれる恐れがあります。

こうしたケースでは返金を受けるための手続きが非常に大変だったり、値段が安い分、時間や手間をかけて交渉するのが割に合わないと感じてしまうケースも多いからです。

5. ローカルアーティストとカリンバ演奏の場面

ニュージーランドでは、カリンバを使った音楽活動も少しずつ広がりを見せています。

まだ主流とは言えないものの、個人のアーティストや音楽愛好家の間では、カリンバの素朴な音色を取り入れた創作や演奏が注目されています。

ローカルアーティストの事例

例えば、ウェリントンやクライストチャーチ、ネルソンなどのアート志向の強い地域では、ストリートパフォーマーやローカルミュージシャンがカリンバを取り入れてライブ演奏する姿が見られることもあるようです。

カリンバ単独ではなく、ギターやループマシンと組み合わせることで、リズムとメロディを織り交ぜた独自の音楽スタイルを展開しているアーティストもいます。

YouTubeやInstagramでは、「kalimba nz」「kalimba cover new zealand」などのキーワードで検索すると、ニュージーランド在住のカリンバ奏者によるカバー演奏やオリジナル楽曲が見つかることがあります。

活躍の場面と文化的背景

カリンバはその特性から、大規模なコンサートよりも、小規模なコミュニティイベント、ヨガスタジオでの音楽セッション、瞑想会、またはウェルビーイングイベントなどで演奏されることが多いです。

都市部のアートセンターや図書館主催の無料イベントでも見かける機会があります。

特にオークランドの一部地域では、「sound healing(音の癒し)」をテーマにしたセッションで、カリンバがシンギングボウルやハンドパンとともに使用されるという話を知人から聞いたこともあります。

6. カリンバを通じた心の癒しとマインドフルネス

ニュージーランドでは、カリンバは単なる楽器としてだけでなく、「心を整えるツール」としての側面にも注目されています。

特に、ストレス軽減やメンタルヘルスへの関心が高まっている現代において、カリンバは手軽に取り入れられるマインドフルネスの実践手段として位置づけられるようになっています。

マインドフルネスとの親和性

カリンバは、演奏者が自分の呼吸や指先の動き、そして音の響きに意識を集中することから、自然と「今この瞬間」に意識を向けることができます。

これは、マインドフルネスの基本的な考え方と一致しており、音楽経験がない人でも取り組みやすいのが魅力です。

また、音が単純かつ心地よいため、演奏に「正解」がなく、結果を気にせずに自己表現できることも、メンタル面に良い影響を与えるとされています。

セラピーやウェルビーイングへの応用

ニュージーランドの一部のウェルビーイング系施設では、カリンバを使った音楽セラピーやセルフケアワークショップが開催されており、「音を奏でること自体が癒しになる」というアプローチが広がりつつあります。

特に、子どもや高齢者を対象とした福祉現場、あるいは教育現場でも、カリンバを使った活動が導入されており、「簡単に音が出る」「失敗がない」という特性が、安心感や自己肯定感の促進にもつながっています。

カリンバを通じて得られるのは、音楽的な喜びだけではなく、心の安定や自己との対話の時間でもあるという点が、近年のニュージーランド社会において高く評価されているのです。

7. 初心者向け:ニュージーランドでカリンバを始めるには

カリンバは、楽器経験がない初心者でも始めやすく、手にしたその日から楽しめる楽器です。

ニュージーランドでは、気軽に音楽に親しみたいという人たちの間で「入門楽器」として人気が高まっています。

どこで始めればいい?

前述の通り、ローカルの楽器店や通販サイトで購入可能ですが、初心者の方は以下のようなポイントを意識して選ぶことをおすすめします。

  • キーが17本のスタンダードタイプ(Cメジャー)
  • チューニング済みで、音階が刻印されているもの
  • 楽譜や練習ブック、チューニングハンマーが付属しているセット商品
  • 価格帯はおおよそ NZ$40〜NZ$100程度

なお、安価なものでも十分楽しめますが、木の材質やキーの精度によって音色が異なるため、予算NZ$100くらいをみておけばより良い音色を楽しめるようになります。

練習方法と学び方

カリンバの演奏は、譜面が読めなくても数字や記号で表現された「数字譜」やYouTubeのチュートリアルなどを活用すれば、誰でも感覚的に演奏できます。以下のような方法が主流です:

YouTubeなどで検索

YouTubeなどを活用すれば、自宅で自分のペースで練習することができます。

また、ニュージーランド国内でもFacebookグループやMeetupを通じて、カリンバ愛好者同士の交流なども徐々に見られるようになってきているようです。

カリンバを続けるコツ

長続きするための秘訣は、完璧を目指さず、楽しむ姿勢を大切にすることと私は考えています。

カリンバは日々の短時間の練習でも十分楽しめる楽器です。

自然に囲まれたニュージーランドの環境の中で、気が向いたときに音を出すだけでも、心を落ち着かせる時間にきっとなるでしょう。

8. まとめ:南半球で響くやさしい音色の魅力

カリンバは、そのシンプルさとあたたかな音色で、ニュージーランドの人々の心にも静かに浸透しつつある楽器です。

特にニュージーランドでは、マインドフルネスやウェルビーイングへの関心の高まりとともに、カリンバは「癒しの楽器」として受け入れられ、徐々に広く知られるようになってきています。

また、豊かな自然に囲まれたニュージーランドの環境は、カリンバの静かで柔らかな音色と絶妙にマッチしており、自宅での演奏はもちろん、ビーチや森の中での演奏にもぴったりです。

さて、先ほどもお伝えしたとおり、ニュージーランドでカリンバの購入を検討する際は、「Kalimba New Zealand」をおすすめします。

【Kalimba New Zealand 公式ページ】
https://kalimbanz.com

※例えば音楽好きのお子さんのためにKalimbaを買ったのに、例えばオンラインサイトで粗悪品を掴まされてしまって後で後悔することのないように信頼できるサイトで購入することをおすすめします

心の赴くままにカリンバの音を奏でる時間は、きっとあなた自身を癒すかけがえのない瞬間となるでしょう。

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