ニュージーランドラグビー留学|Inside Running Academyの魅力や特徴を徹底解説

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「本気でスキルアップしたい」「プロになるために環境を変えたい」「ニュージーランドで挑戦したい」などと思っていませんか?
そんなあなたにとって、Inside Running Academy(インサイド・ランニング・アカデミー)は最高の選択肢の1つになるはずです。
特に知名度と実績のある国際的なアカデミーのひとつである同アカデミーで、あなたのラグビー人生の転機になるような貴重な体験をきっとできるでしょう!
このページでは、インサイド・ランニング・アカデミーの特徴やプログラム内容をはじめ、日本人に向いている理由から応募方法・実際の留学生活まで、知っておくべき情報を徹底解説します。
- インサイド・ランニング・アカデミーとは?
- インサイド・ランニング・アカデミーのプログラムとサポート体制
- 少数精鋭!インサイド・ランニング・アカデミーのコーチ紹介
- インサイド・ランニング・アカデミーが日本人に向いている理由
- 5日間のプログラムに参加した日本人学生の感想【Q&A方式】
- インサイド・ランニング・アカデミー|応募条件と入学までの流れ
- インサイド・ランニング・アカデミーでの生活環境は?
- 留学後に目指せるキャリアと進路について
最後まで読めば、インサイド・ランニング・アカデミーへのラグビー留学を通じて、あなたの将来のキャリアを考える際のヒントが必ず見つかるでしょう!
1. インサイド・ランニング・アカデミーとは?
Inside Running Academy(インサイド・ランニング・アカデミー)は、世界中から参加者が集まる国際的ななラグビーエリート育成機関の1つです。
2010年の設立以来、これまでに特に個人レベルでのスキルアップを中心に、プロ選手を目指す若手選手、学生アスリートから高い評価を受けています。
その拠点は、ニュージーランド北島のタウランガ市内の海沿いに位置する「Mount Maunganui(マウント・マウンガヌイ)」地区にあります。
出典:google map
短期〜長期まで目的に合わせた各種プログラム
年間を通じて開講されており、短期から長期まで柔軟に参加できる留学プログラムを提供しているため、参加しやすいのも魅力の1つです。
このアカデミーの大きな特徴は、以下の2つです。
- プロレベルのコーチ陣による少人数制の指導
- 個別に最適化されたトレーニング環境
選手のフィジカルやスキルレベル、ポジションに応じて細かく指導が行われ、個々の目標に合わせて着実に成長できる環境が整っています。
また、地元クラブチームやNPC(ニュージーランドの州代表)チームとのつながりも強く、希望する選手はトレーニング中に実戦経験を積む機会を得られることもあります。
【参考】ニュージーランドラグビーの基本構造
- [最高峰]
オールブラックス(ニュージーランド代表) - [プロ選手]
スーパーラグビー(フランチャイズ制 / ニュージーランド5チーム、全12チーム) - [セミプロ]
NPC(ニュージーランドの各地域代表 / 全14チーム) - [アマチュア]
クラブラグビー(各地域のクラブ) - [高校生]
スクールラグビー - [小中学生]
クラブラグビー(各地域のクラブ)
充実した屋内・屋外施設
インサイド・ランニング・アカデミーの施設は国際的にみても特に充実しており、ニュージーランドで有数のラグビーパフォーマンスセンターであることは間違いありません。
各種プログラムで使用する施設を順に紹介します。
The Athlete Factory(アスリート・ファクトリー)
「THE ATHLETE FACTORY(ジ・アスリート・ファクトリー)」は、以下の各種設備を備えたインサイド・ランニング・アカデミーの専用トレーニング施設です。
- 300㎡のハイパフォーマンス・ジムスペース
- 44メートルのランニングトラック3レーン
- 600㎡の人工芝トレーニングエリア
- 敷地内の理学療法士、栄養士、スポーツマッサージ、スポーツ心理サポート
- アカデミー用のミーティングルームやセミナールーム、事務所スペース
また、例えば外観は以下の通りで、アスリート養成機関として、同アカデミーの様々なニーズを満たすために一から設計され、2016年にオープンした特別な施設です。
(筆者撮影)
BLAKE PARK(ブレイク・パーク)
出典:Inside Running Academy
Blake Park(ブレイク・パーク)はフルサイズのラグビーグラウンドが3面あり、屋外スキルトレーニングはすべてこの施設で行われます。
同アカデミーの宿泊施設から50メートル以内という至近距離にあり、オールブラックス・セブンズ代表チームのトレーニング会場としても使用されています。
MAUAO(マウオウ)・・・半島の先端にある火山丘
タウランガ市内のマウント・マウンガヌイ地区にある火山丘(Mauao / マウオウ)をはじめ、美しいビーチなどもコンディショニングトレーニングやチームビルディング活動も行われています。
【参考】タウランガという地名の由来は?
Tauranga(タウランガ)は、マオリ語で「停泊地」や「錨を下ろす場所」を意味します。マオリの伝承によれば、この土地はポリネシアからカヌーで渡ってきたマオリの先祖たちが、ニュージーランドに到達した際の上陸地のひとつとされています。
Q. ニュージーランド国内での評価は?
インサイド・ランニング・アカデミーは、ニュージーランドラグビーを代表するアカデミーの1つとして定評があります。
また、ニュージーランドをはじめ、世界各国のプロチームや代表レベルへとステップアップした選手も多数です。
特に以下の点で高い評価を受けています。
- ハイパフォーマンスを追求する育成方針
→ 基礎練習にとどまらず、ゲームスピード、状況判断、戦術理解など、実戦に直結する能力の育成に重点を置いています。 - NPCとの連携
→ アカデミーの成績上位者や意欲のある選手には、Bay of Plenty、Counties Manukau、WaikatoなどのNPCチームと接点を持つ機会があり、将来的な契約の可能性もあります。 - 国際的な認知度
→ ニュージーランド国内だけでなく、イギリス、フランス、日本、アメリカ、南アフリカなど世界中から選手が集まる国際的な育成拠点としても知られています。
インサイド・ランニング・アカデミーには、さまざまなバックグラウンドを持つ選手たちが集まっています。
年齢層はおおむね16歳〜25歳前後が中心ですが、より若いユース選手や、社会人の選手が参加するケースもあります。
参加者の主なプロフィール:
- 高校・大学レベルのアスリート
競技力を高めて日本代表や海外大学を目指す選手 - プロを目指すセミプロ・社会人選手
リーグワンや海外クラブへの進出を狙う選手 - 英語とラグビーを同時に学びたい留学生
競技力はもちろん、英語環境でのプレー経験を積む目的で参加する人も多数 - すでにプロ契約の実績がある若手選手
さらなるスキルアップやオフシーズンの強化合宿として利用するケースも
また、日本人だけでなく、オーストラリア、イギリス、南アフリカ、フランス、アメリカなど多国籍な環境も特長です。
将来は国際的に活躍したい日本人選手にとっては特に、異文化コミュニケーションや国際的な視野を広げられるのも大きな魅力です。
【参考】ニュージーランドラグビーの”NPC” とは?
NPCは「National Provincial Championship」(ナショナル・プロヴィンシャル・チャンピオンシップ)の略で、ニュージーランドの州代表26チームのうち全14チームで構成されています。(毎年8〜10月頃に開催)
※2006年以降、NPCのネームライツを取得したスポンサーによって名称変更されており、2021年以降は「Bunnings Warehouse NPC」となっています。
なお、ニュージーランド国内のすべての州代表(プロヴィンシャル・ユニオン)のマップは以下の通りです。
出典:wikipedia
2. インサイド・ランニング・アカデミーのプログラムとサポート体制
この章ではインサイド・ランニング・アカデミーのプログラム内容とサポート体制について解説します。
まず、同アカデミーの概要について公式ページで紹介されている動画を見るだけで、全体的なイメージをざっくり掴むことができます。(以下参照、約1分間)
出典:youtube: Inside Running Academy
2.1 フィジカル&スキルトレーニング
インサイド・ランニング・アカデミーの核となるのが、個別最適化されたフィジカルとスキルのトレーニングです。
ニュージーランド国内のハイレベルな育成システムをベースに、ポジション・年齢・目的別にメニューが構成されています。
フィジカルトレーニングやスキルとレーニングの主なポイントは以下の通りで、すべての選手が自身の課題に向き合いながらトレーニングを積むことができます。
「フィジカルトレーニング」のポイント
- 専属S&Cコーチ(*) による週3〜4回のジムセッション
- 俊敏性やバランスを鍛えるアジリティドリル、スピードトレーニング
- 怪我予防のための可動域トレーニングや体幹強化
- 定期的なフィジカル測定と進捗レポートによる成長の“見える化”
上記のS&Cコーチとは「Strength & Conditioning Coach(ストレングス&コンディショニング・コーチ)」の略です。アスリートや一般のクライアントの筋力やパフォーマンスの向上を目的としたトレーニングを指導する専門職です。
例えば、公式ページにおける「S&C」の紹介動画(約1分)は以下の通りです。
出典:youtube: Inside Running Academy
「スキルトレーニング」のポイント
- ポジション別指導(FW/BK)による専門的なスキル向上
- パス、タックル、キック、ジャッカル、オフロードなど基礎技術の反復
- ニュージーランド流のコンタクト技術、ゲーム理解の習得
- 1on1フィードバック付きの映像分析により課題を具体的に把握
例えば、公式ページにおける「Skill Development」の紹介動画(約1分)は以下の通りです。
出典:youtube: Inside Running Academy
2.2 メンタル・戦術・試合分析
インサイド・ランニング・アカデミーでは、プレースキルだけでなく、試合を “読む力” と “考える力” の養成 にも重点が置かれています。
ニュージーランド式の「状況判断」と「自律的なプレー」を重視するスタイルの中で、メンタルトレーニングや戦術理解の講義も日常的に行われます。
メンタルトレーニング
- 自信と集中力を高めるルーティン作り
- ストレスコントロールや試合前のマインドセット強化
- 目標設定とセルフレビューを取り入れた自主成長型の育成
戦術とゲーム分析
- 試合映像を使った戦術講義とディスカッション
- オフ・ザ・ボールの動き、ディフェンスラインの整理など、判断力を鍛える内容
- 実際の練習試合や合同セッションの映像レビューも実施され、すぐに実践に生かせる
2.3 英語サポート・コミュニケーション強化
アカデミーでの指導はすべて英語で行われますが、Inside Runningでは英語が母語でない選手へのサポート体制の用意もあるようです。
ただし、日本人参加者はごく一部で、ほとんどの参加者は英語を話せることもあって、日本人参加者によると現時点(2025年4月)では日本人向けの十分なサポート体制が用意されているとは言い難いようです。
例えば座って講義を聞くセッションでは、日本語でのサポート資料の配布などはなくすべて英語で行われたため、日本からの参加者にとっては内容を理解するのが難しかったそうです。
(その一方で、仮に英語がまったく話せなくても、トレーニングはアクティビティがメインのため、フィジカル系ではコーチの身振り手振りや、周りを見ながら取り組むことで特に大きな支障はないようです。)
英語サポートの工夫
- コーチ陣は、非ネイティブに配慮したクリアな英語での指導を徹底
- 必要に応じて、通訳サポートや英語学習アドバイスも相談可能
英語での実戦コミュニケーション
- トレーニングや試合を通じて、自然な英語コミュニケーション力が身につく
- 日本語環境にない「即座のリアクション・意思表示」のトレーニングにもなる
- 英語に自信がなかった日本人選手が「自分の意見を英語で伝えるのが当たり前」になる環境が整っている
2.4 NPC・クラブチームとの連携と試合参加
インサイド・ランニング・アカデミーの最大の強みのひとつが、地元クラブやNPCチームとの強力なネットワークです。
特に中期〜長期的なプログラムの場合には、実践も通じて経験やスキルアップを目指すことができます。
実戦参加のチャンス
- 希望する選手には、クラブチームの練習・試合への参加の可能性(レベルに応じて選抜)
- NPCチーム(Bay of Plentyなど)のスカウトと接点を持つ機会も
- 選手のプレー映像・データは、提携クラブやコーチ陣と共有され、スカウティング対象になることも
トライアル参加のサポート
- トレーニングの中で評価された選手には、現地クラブチームとのトライアルの場を設けてもらえることもあります
- インサイド・ランニング・アカデミーのコーチが推薦者としてサポートレターを発行するケースもあり、上位カテゴリーへの橋渡しの役割を果たしています。
ちなみに、例えば5日間という短期的なプログラムであっても、最終日には他チームとの対外試合を経験できたり、日本では到底考えられないような環境がここにはあります。
3. 少数精鋭!インサイド・ランニング・アカデミーのコーチ紹介
ここでは、インサイド・ランニング・アカデミーが誇るニュージーランドトップクラスのコーチ陣を紹介します。
まずは、公式ページで紹介されている4名のコーチは以下の通りです。
「Mike Rogers」
アカデミーの代表 兼 創設者
Mike Rogers(マイク・ロジャース)は、インサイド・ランニング・アカデミーの代表であり、創設者でもあります。
2024年からは、ニュージーランドのChiefsにおいて、Pathways & International Relationshipsという役職も務めています。
専門コーチング分野
Defence & Set Piece
(ディフェンス&セットピース)(※セットピース=セットプレー)
コーチとして主な経歴
- 2023 – 2024:Manawatu Rugby Uniopn, Head Coach (NZ, NPC)
- 2021 – 2023:New England Free Jacks, Assistant Coach (USA)
- 2021 – 2021:Chiefs Rugby Club Womens, Assistant Coach (NZ, NPC)
- 2020:China Lions*, Head Coach (*It was a team for a competition across the Asia-Pacific region)
- 2019 – 2021:Bay of Plenty Steamers, Assistant Coach (NZ, NPC)
「Mike Delany」
World Rugby レベル2 認定ラグビーコーチ
Mike Delany(マイク・デラニー)は、選手としてニュージーランド・日本・フランスで約10年間活躍し、コーチとしても現在女子ラグビーのニュージーランド代表(Black Ferns)でアシスタントコーチも務めるほど経験豊富です。
専門コーチング分野
Attack & Skill Development
(アタック&スキルディベロップメント)
主な経歴|コーチとして
- 2023 – 現在:New Zealand Black Ferns, Assistant Coach (NZ)
- 2022 – 2023:New Zealand Black Ferns, Attack Coach Under 20 (NZ)
- 2022 – 現在:Bay of Plenty Rugby Union, Head Coach (NZ, NPC)
- 2018 – 2022:Bay of Plenty Rugby Union, Assistant Coach (NZ, NPC)
- 2020 – 2020:New Zealand Rugby, New Zealand Under 20 Assistant Coach (NZ)
主な経歴|選手として
- 2016 – 2017:Crusaders (NZ, Super Rugby)
- 2015 – 2016:Newcastle Falcons (England, Premiership)
- 2013 – 2015:ASM Clermont Auvergne (France, Top14)
- 2011 – 2013:Panasonic Wild Knight (Japan, Top League)
- 2012 – 2012:Highlanders (NZ, Super Rugby)
- 2005 – 2011:Bay of Plenty Steamers (NZ, NPC)
- 2008 – 2011:Chiefs (NZ, Super Rugby)
- 2009 – 2010:All Blacks
- 2007 – 2008:Highlanders (NZ, Super Rugby)
「Andrew Spraggon」
World Rugby レベル3 認定ラグビーコーチ
Andrew Spraggon(アンドリュー・スプラゴン)氏は、ニュージーランドやアイルランドにおいて、クラブ、学校、州代表レベルでのコーチとしての豊富な実績を有しています。
また、ラグビーコーチを育てるための公式指導者として、「World Rugby認定コーチエデュケーター」の資格も有しています。
専門コーチング分野
Defence & Collision Aspects
(ディフェンス&フィジカルコンタクトに関する技術)
主な経歴|コーチとして
- 2010 – 現在:Waikato Rugby Union, Rugby Development Coach (NZ, NPC)
- 2009 – 2010:Bay of Plenty Rugby Union, Rugby Coaching Coordinator (NZ, NPC)
- 2006 – 2008:Wanderers FC, Head Coach & Director of Rugby (Dublin Ireland)
- 2004 – 2006:Auckland University Rugby Club, Head Coach (NZ, Premier A)
- 2000 – 2003:North Shore Rugby Football Club Head Coach (NZ, Premier B)
「Pingi Talaapitaga」
World Rugby レベル3 認定ラグビーコーチ
専門コーチング分野
Scrummaging, Defence & Collision Aspects
(スクラム、ディフェンス&フィジカルコンタクト関連)
主な経歴|コーチとして
- 2025 – 現在:Bay of Plenty Rugby Union, Coach Development Manager (NZ, NPC)
- 2023 – 現在:Bay of Plenty Rugby Union Steamers, Defence Coach (NZ, NPC)
- 2022 – 現在:Bay of Plenty Rugby Union Steamers, Scrum Coach (NZ, NPC)
- 2023 – 2023:New Zealand Rugby Black Ferns, Scrum Coach (NZ)
- 2023 – 2024:Tauranga Sports Rugby Club, Head Coach (NZ, NPC)
- 2019 – 2024:Tauranga Sports Rugby Club, Forwards and Defence Coach (NZ, NPC)
- 2022 – 2023:Chiefs Rugby Club under 20, Scrum & Defence Coach (NZ, Super Rugby)
- 2022 – 2022:Chiefs Rugby Club under 18, Scrum Coach (NZ, Super Rugby)
- 2021 – 2022:Bay of Plenty TOA Under 19, Head Coach (NZ)
- 2019 – 2021:Bay of Plenty Ngāwha, Forwards Coach (NZ)
- 2019 – 2020:Inside Running Academy, Sports Coach (NZ)
- 2019 – 2019:Bay of Plenty, U23 Assistant Coach
- 2016 – 2016:Bethlehem College & Seminary 1st XV, Rugby Coach (NZ)
主な経歴|選手として
- 2017 – 2019:SAXV Charente Rugby PRO (France, 2部リーグ)
- 2016 – 2017:Racing Club Narbonne Méditerranée (France, Top14)
- 2010 – 2016:Bay of Plenty Steamers(50試合出場)
- 2013 – 2015:Highlanders (NZ, Super Rugby)
- 2006 – 2010:Warringah Rugby Club (AUS, Shute Shield)
上記のように、コーチとしても、選手としても、素晴らしい経歴を持っている方々ばかりです。
また、同アカデミーのインスタグラムアカウント(ir_academy)から、2025年1月に新加入したToby Arnold(トビー・アーノルド)氏についても紹介します。
「Toby Arnold」
マネージャー 兼 コーチ
出典:Instagram: Inside Running Academy
コーチ資格
World Rugby レベル3 認定ラグビーコーチ
主な経歴|選手として
- 2013 – 2023:Lyon Top 14 (France、221試合出場、キャプテンの経験もあり)
- 2009 – 2012:All Blacks 7s(ワールドシリーズに19大会出場)
- 2007 – 2012:Bay of Plenty(31試合出場)
このようにインサイド・ランニング・アカデミーは、元オールブラックスやスーパーラグビー、ヨーロッパ各国などで経験豊富なコーチから直接指導を受けることができる素晴らしい環境です!
4. インサイド・ランニング・アカデミーが日本人に向いている理由
ここでは、「日本人にとって、どうしてインサイド・ランニング・アカデミーが向いているのか?」という観点から順に解説します。
日本とニュージーランドのラグビーの違い
日本人選手にとって魅力的な最大の理由は、ニュージーランド流ラグビーが持つ独自の文化とプレースタイルを、実践を通じて学べる環境にあると言えます。
一般的に、日本ラグビーとニュージーランドラグビーの比較として、よく挙げられる3つのポイントは以下のとおりです。
- 自分で判断する
- アドリブ力・瞬間対応力が求められる
- とにかく「仕掛ける」
これらはこれまで一度は聞いたことがある人も少なくないと思いますが、もう少し詳しくみていくと、一例として以下の点も挙げることができるでしょう。
日本とニュージーランド|主な特徴
NZラグビーの特徴 | 日本ラグビーの特徴 |
自由度の高いプレースタイル | 組織的で戦略的なスタイル |
状況判断・即興プレー重視 | セットプレー・型の遂行重視 |
個々のフィジカル・スキルの強さ | チームワーク・スピード感 |
ミスを恐れない創造的なプレーが奨励される文化 主体的に状況を変えることが賞賛される文化 |
精度と組織の向上を追求する文化 忠実に役割を果たすことが賞賛される文化 |
上記のニュージーランドの主な特徴は、日本でスキルアップするのはなかなか難しい部分であり、日本人選手にとっては大きな伸びしろでもあります。
日本人が直面する課題と克服ポイント
インサイド・ランニング・アカデミーでプレーする日本人選手が最初に感じる壁は、以下のようなものが多いようです。
よくある課題
- コンタクト(フィジカルの当たり負け)
- 英語での指示理解と即対応
- スピード感・テンポの違い
- 状況判断の速さと柔軟性
- ラインディフェンスの距離感・強度
これらの課題に対して、インサイド・ランニング・アカデミーでは「少人数制+個別指導」によって、それぞれの弱点に直接アプローチしてくれます。
日本人選手が伸びるポイント
- フィジカル:S&C+実戦で当たり負けしない身体作り
- コミュニケーション:英語環境での実戦慣れ
- 判断力:状況に応じた柔軟な選択肢の持ち方
- 実戦経験:ニュージーランド流の速いテンポと強いコンタクトに適応
特にインサイド・ランニング・アカデミーでは「まずはやってみろ」「ミスを恐れるな」という指導も決して珍しくありません。
その文化に身を置くだけで、日本人選手にありがちな「失敗を怖がる姿勢」が自然と消え、グローバルで活躍するための素養も習得するきかっけになるでしょう。
このようにインサイド・ランニング・アカデミーは、日本人選手にとって「一気に伸びるきっかけが掴める場所」であり、「自分の殻を破れる環境」と言えます。
5. 5日間のプログラムに参加した日本人学生の感想【Q&A方式】
実際にインサイド・ランニング・アカデミーに参加した日本人学生の声は、リアルで共感できるものばかりです。
ここでは2025年4月に開催された「5日間の短期プログラム」に実際に参加したNZ在住の日本人学生の感想を紹介します。
また、ここで紹介するアドバイスはすべて、オールブラックス7’s 代表経験者のToby Arnoldによるものです。
ちなみに、ここで紹介するのは5日間の短期プログラムに参加したニュージーランド在住の日本人学生の感想であり、必ずしも他のケースにはあてはまらないため、あくまで参考程度に読んで頂けたら幸いです。
Q1. 参加してみて、全体としてはどうだった?
→ 個人のスキルアップというよりも、ゲームベースでのトレーニングが多くて楽しかった。
Q2. 参加して一番良かったことは?
→ オールブラックス経験者など、NZトップクラスレベルのコーチに自由に質問して会話できること。
Q3. どのような質問して、どのようなアドバイスを受けた?
「スタンドオフにとって特に重要なことは?」→「ゲームをコントロールする力。スキルももちろん大事だけど、やはりコミュニケーション能力やリーダーシップが必要」とアドバイスあり。
「コーチが選手に一番求めるものは何か?」→「エネルギーと向上心。これらが備わっている人は教えやすいし、吸収が早い」
Q4. 他の参加者はどんな感じだった?
→ 「白人系が8割くらいで、自分以外に日本人2人。参加者は全体で30人くらいで、女の子は5人くらい。」
Q5. ホームステイでの生活はどうだった?
→「自分がホームステイしたのは、長年にわたってインサイド・ランニング・アカデミーの参加者を受け入れているホストファミリーでとても優しくて、ご飯も美味しいし、量も多いしでとても良かった。」
→「他の参加者2人(白人系)との一緒にホームステイだったけど、1人1部屋割り当てられていたし、家は超広くて、部屋も超綺麗だったからびっくりした。」
→「最初に、家事や洗濯なども手伝ったり自分でするつもりでいることを伝えたが、すべてホストファミリーがしてくれたのでとてもありがたかった。」
→「その反面、ホームステイ先によってどんな生活になるかはかなり差があるようで、同じプログラムに参加した日本人からは相当羨ましがられた。」
Q6. 1日のスケジュールはどんな感じ?
→「自分が参加した5日間短期プログラムで言えば、基本的にスケジュールは以下のとおりで、そこまで練習量自体は多くないし、リカバリーの時間もしっかり取られている。」
→「ホームステイ先に戻ってからのフリータイムが結構長くて、自分や一緒にホームステイした参加者たちは各自部屋で自由に過ごしていた。」
時間 | メモ |
8:30 | アカデミーのバンでホームステイ先から移動 |
9:00 | 屋内トレーニング施設に到着&各自アップ |
10:00 | トレーニング開始 (例: ジムでの筋トレ1時間、パス中心のスキル系1時間) |
12:00 | ランチ&フリータイム (→バスケ、パス、キックなどで体を動かして遊ぶような感じ) |
12:50 | バンに乗って屋外練習場に移動 |
13:00 | フィールドセッション開始 (例: タッチラグビーなど) |
15:00 | トレーニング終了 |
15:00〜16:00 | 天気が良ければビーチに移動してリカバリーなど (リラックスタイム。ビーチで座ってるだけでもok) |
16:00〜16:30頃 | バンに乗ってホームステイ先に移動 |
6. インサイド・ランニング・アカデミー|応募条件と入学までの流れ
この章では、実際に応募〜入学するまでの流れを紹介します。
6.1 応募条件と求められるレベル
インサイド・ランニング・アカデミーは、ラグビーの経験があり、さらなるレベルアップや海外での実戦経験を求める選手であれば、基本的に誰でも応募が可能です。
厳密なセレクションはなく、必要なのは「本気で成長したい」という意欲とラグビー経験です。
申し込みは「先着順」
基本的に申し込みは「先着順」であり、定員数はプログラムの内容によって異なります。
なので、公式ページに募集案内が掲載されたらすぐにチェックするためには、まずは公式ページのメール配信サービスに登録することが必須です。
(※公式トップページの一番下にメール配信登録フォームがあります。以下参照)
現在募集中のプログラムが気になる人は、以下からすぐにチェックすることができます。
【公式ページ:現在募集中のプログラム】
https://www.rugbyacademy.global/upcoming-camps/
Q. ラグビースキルはどのくらい求められるの?
求められるスキルはプログラムによって大きく異なるため、あくまで参考となりますが、5日間の短期プログラムのケースで言えば以下の通りです。
- 基本的なルールやポジション理解があること
- ある程度の英語環境でチャレンジする覚悟
ちなみに、年齢制限はそれほど厳しくないようですが、「競技レベル」よりも「チャレンジ精神」や「目的意識」が重視される傾向もあるようです。
6-2. プログラムの事例紹介
まずは、公式によるプログラムの紹介動画(約4分)を通じて、全体的なイメージを掴むことができます。
さて、実際のプログラムは以下の通り、「〜〜・キャンプ」と呼ばれ、目的・期間・開始時期に応じて適宜開催されています。
パフォーマンス・キャンプ
(2025年1月開催、10日間)
プレイヤー・ディベロップメント・キャンプ
(2025年1月〜3月開催、 2週間〜最長8週間)
ハイパフォーマンス・キャンプ
(2025年3月〜4月開催、 8週間〜最長20週間)
6.3 応募のステップと必要書類
インサイド・ランニング・アカデミーへの応募は、比較的シンプルです。
公式サイトからオンラインで申し込みが可能で、その後メールなどでやり取りをしながら詳細を確認していくことになります。
基本的な流れ
- 同アカデミーの公式サイトから問合せ・申込み
- コーディネーターから連絡(希望期間や目的の確認)
- 必要書類の提出と参加プランの決定
- 支払い(参加費・宿泊費など)
- 渡航準備とビザ取得(必要に応じて)
必要書類としては主に以下のとおりです。
- パスポートコピー
- スポーツ経歴(簡単なプロフィール程度でOK)
- 希望参加期間や目標の記入
- 健康状態申告(特に怪我や持病、アレルギーなど)
ただし、場合によってはその他の書類提出が必要になる可能性はあります。
ちなみに、動画提出や推薦状は基本的には不要なようですが、プログラムによって異なる可能性もあるため、申し込む前に公式ページで確認しましょう。
6.4 ビザ申請と滞在準備
各種プログラムは、短期(3週間程度)から長期(3ヶ月〜6ヶ月以上)まで、目的や好みに応じて選べます。
特に期間によって必要なビザが異なる点には注意しましょう。
【3ヶ月以内の場合】
観光ビザ(Visitor Visa)で参加可能。日本のパスポート保持者ならオンライン申請で取得可。
【3ヶ月を超える場合】
学生ビザ(Student Visa)が必要。インサイド・ランニング・アカデミー側からサポートを受けながら申請する流れになります。
そして、滞在準備として基本的に必要になるものは以下の通りです。
- パスポートの有効期限チェック
- 海外旅行保険 or 学生保険への加入
- 航空券の手配
- 現地の生活費(食費・交際費など)の準備>
- トレーニングに必要なウェアやギア
また、滞在中の宿泊は、インサイド・ランニング・アカデミーが用意する選手用のシェアハウスを利用するケースや、提携しているホームステイ先に1人〜数人で宿泊するケースがほとんどです。
なお、シェアハウスの場合は、キッチン・リビング・Wi-Fi完備で、NZや海外からの参加者と一緒に生活することになります。
7. インサイド・ランニング・アカデミーでの生活環境は?
この章では、インサイド・ランニング・アカデミーでの生活環境について、主なポイントを解説していきます。
宿泊施設・食事・生活面のサポート
インサイド・ランニング・アカデミーの参加者は、特に長期間の場合はカデミーが管理する宿泊施設(選手寮またはシェアハウス形式)に滞在するのが基本です。
トレーニング施設から徒歩または自転車で通える距離にあり、生活面でも快適な環境が整えられています。
宿泊施設の主な特徴
- 複数人でのシェアハウス(個室 or ツインルーム)
- 共用のキッチン、シャワー、リビング、ランドリー完備
- Wi-Fiあり(オンライン英語学習や家族との連絡も安心)
- 近くにスーパーやカフェがあり生活に困らない立地
食事
食事に関しては自炊スタイルが基本です。
アカデミーでは健康的な食生活を推奨しており、トレーニングに適した栄養面のアドバイスも受けられます。
生活サポート
また、生活サポートとして以下のような支援もあります。
- 空港送迎(到着・帰国時)
- 現地SIMカードや銀行口座開設のサポート
- 医療機関への付き添い(必要時)
- メンタルサポート、相談窓口の紹介
1日のスケジュール例
インサイド・ランニング・アカデミーでの1日は、ハードなトレーニングとリカバリー、そして自由時間がバランスよく組み合わされた構成になっています。
以下は平日を想定した1日のスケジュール例です。
(なお、あくまで一例なので、必ずしも実際のスケジュールとは一致しない可能性があります)
平日スケジュール例
07:00 起床・朝食
08:00 グラウンドトレーニング(スキル・戦術)
10:00 ウエイトトレーニング or S&Cセッション
12:00 昼食・休憩
14:00 戦術講義 or 映像分析セッション
16:00 リカバリー・ストレッチ
18:00 夕食・自由時間
20:00 日報作成・チームMTG(週1〜2回)
22:00 就寝
練習がない時間帯には、買い物、海辺の散歩、他国の選手との交流など、ニュージーランドならではの時間を楽しむこともできます。
週末やオフの日の過ごし方
インサイド・ランニング・アカデミーでは、原則週末(土日)にトレーニングはなく、試合や自主トレ、リフレッシュの時間として活用されています。
週末の使い方は自由度が高く、選手自身の目的や状態に応じて過ごし方を決められます。
種末やオフのよくある過ごし方
- 地元クラブチームの練習や試合に参加
- トレーナーの指示のもとでの軽い自主トレ or リカバリー
- マウント・マウンガヌイ周辺の観光(ビーチ、ハイキングなど)
- カフェでのんびり過ごす/他国の選手との異文化交流
- オンラインで英語学習や日本の学校課題に取り組む
特にニュージーランドは自然に囲まれた生活環境が魅力で、リフレッシュと集中が両立できる理想的な環境と言えるでしょう。
8. 留学後に目指せるキャリアと進路について
この章ではインサイド・ランニング・アカデミーでの経験を通じて、ラグビー留学後のキャリアや進路に関してどのような選択肢が考えられるのか紹介します。
プロ選手へのステップアップ
インサイド・ランニング・アカデミーでの留学は、多くの選手にとって「プロへの挑戦権」を手に入れる貴重な経験となります。
実際に、アカデミーでの活躍が評価され、現地クラブやNPC(National Provincial Championship)、さらにはスーパーラグビーを目指す選択肢も十分に考えられます。
期待できるキャリアパスの例
- ニュージーランドのクラブチームでのプレー継続
- NPCチームからのスカウトやトライアル参加
- スーパーラグビーアカデミーへの挑戦
- 日本帰国後のリーグワン(旧トップリーグ)入団
- 海外クラブ(オーストラリア、ヨーロッパ、アメリカなど)への挑戦
インサイド・ランニング・アカデミーでは、ただ練習するだけでなく、プレー映像の提供やコーチ推薦、スカウトへの紹介など、実戦とキャリアアップを強く意識したサポートがあるのが大きな魅力です。
日本への帰国後の活かし方
インサイド・ランニング・アカデミーで得た経験は、プロ選手を目指す人だけでなく、大学ラグビーやクラブチームでの活躍を目指す人にも大きな強みになります。
日本に帰国した選手が得られる強み
- フィジカルの大幅なレベルアップ
- 試合中の判断力・瞬発力の向上
- 英語でのコミュニケーションスキル
- 海外経験による自信と積極性
- 異なる文化やプレースタイルへの対応力
特に日本ではまだ少ない「ニュージーランド流ラグビーを体験した選手」という観点から、指導者やコーチからの評価も高く、大学や社会人チームでも注目されやすくなるでしょう。
海外リーグや大学進学への道
インサイド・ランニング・アカデミーで培った実績やコネクションを活かすことができれば、海外でプレーする選択肢が広がることが期待できます。
海外でのプレーを目指す場合の例
- オーストラリアやヨーロッパのクラブチーム加入
- アメリカ(MLR:メジャーリーグラグビー)への挑戦
- ニュージーランド国内の大学ラグビー進学(奨学金獲得の可能性あり)
- オセアニア地域の大学への進学とラグビー継続
- アカデミーOBネットワークを活かした紹介・推薦
特にインサイド・ランニング・アカデミーは国際的なネットワークが強いため、海外クラブや大学に挑戦したい選手にとっては非常に有利な環境と言えます。
9. まとめ – ニュージーランドで挑戦したい人にとって最高の環境!
インサイド・ランニング・アカデミーは、ただの短期ラグビー留学プログラムではなく、世界トップクラスのラグビー環境で自分の限界に挑戦し、確実にレベルアップできる理想的な場所です。
インサイド・ランニング・アカデミーでは、技術・フィジカル・メンタル・英語・国際経験など、これらすべてを同時に磨くことができます。
特におすすめしたいのは次のような人です。
- 本気でラグビーのスキルアップを目指したい人
- 日本の環境だけでは物足りないと感じている人
- プロを目指すきっかけがほしい人
- 試合中の判断力やプレーの幅を広げたい人
- 英語環境に身を置いて自分を成長させたい人
ラグビー留学を成功させるためのポイント
インサイド・ランニング・アカデミーでの留学を最大限に活かすために大事なのは、事前の心構えと行動力です。
成功する選手に共通して多く見られるポイントとしては、以下のような点が挙げられます。
- 積極的に質問する・自分から動く
- ミスを恐れずにチャレンジする
- 英語ができなくても遠慮しない
- フィジカル面の準備(筋トレ・体作り)は事前にしっかり
- ニュージーランド流の「自由」と「考えるラグビー」に順応する
- 人との交流を楽しむ(世界中の仲間ができる)
ここでの経験は、ラグビー以外の人生においても大きな財産になるはずです。
海外挑戦で得られる一生の財産
インサイド・ランニング・アカデミーでの留学は、技術的な成長だけでは終わりません。
得られるのは、人生にとってのかけがえのない経験です。
- 世界レベルの本物のラグビーに触れたこと
- 異文化環境での生活力
- 言葉の壁を越えたコミュニケーション力
- 世界中の仲間やコーチとのネットワーク
- 困難を乗り越えた自信
「ラグビーが上手くなりたい」から始まった挑戦が、最終的には「人生が変わる体験」になる。
それがインサイド・ランニング・アカデミーの最大の魅力です。
あなたもニュージーランドの大地で、新しい自分に出会ってみませんか?
ラグビーを通じて世界とつながり、自分自身の可能性を広げる第一歩が、ここにはあります。
もし少しでも興味を持った人は、ご自身でもインサイド・ランニング・アカデミー公式ページを3分だけでもチェックして最初の一歩を踏み出してみましょう!
【インサイド・ランニング・アカデミー 公式ページ】
https://www.rugbyacademy